義母が足の麻痺で気が付かずにできたやけどで、抗生剤を飲んでいますが、下痢に悩まされています。
介護をしていて一番いやな処理です。バルーンに溜まった尿をトイレに捨てに行くのもいやだけど、それ以上にストレスを感じます。
抗生剤を飲んで下痢をされいつまで続く?
抗生剤を飲むと、悪い菌と善い菌まで殺してしまうので、下痢をします。耐性乳酸菌製剤という抗生剤を飲んでいても効く乳酸菌剤があります。こちらを処方してもらうと良いと思います。
抗生剤は細菌をやっつけるための薬です。逆にいうと細菌以外が原因の感染症(いわゆる風邪など)には全く効きません。
大きく分けて「ウイルスによるもの」「細菌によるもの」「真菌(かび)によるもの」の3つに大きく分けられます。
抗生物質をしっかり飲みきらないといけない理由
病院や薬局で「抗生物質はしっかり飲みきってくださいね」と言われたことはないでしょうか。
なぜ飲みきらないといけないのか。飲みきらないとぶり返してしまうことがあり、更に厄介な薬剤耐性菌を生むきっかけを作ってしまうからです。
薬剤耐性菌とは突然変異で発生し、本来その菌に効果のある抗生物質に対して抵抗力を持った菌のことで、抗生物質による効果が薄くなったり、まったく効かなくなったりする菌のことです。
抗生物質を飲むと、初めにその抗生物質に抵抗力のない菌がやっつけられていき、続いて抗生物質に少し抵抗力のある菌が……という順でやっつけられていきます。
多くは抵抗力のない菌なので、2日程度服用すれば大抵の菌がやっつけられ症状も治まることが多いです。しかし突然変異で抵抗力を持った菌は、5日や7日と続けて飲まないとやっつけられない場合があります。
絶対に飲みきらないとダメなの?
副作用が出る場合は中止することもあります。薬が合わなくてアレルギー等が出た場合は、すぐに中止して病院に行きましょう。
抗生物質の副作用は、他の薬と比べて下痢の症状が多く現れます。抗生物質は体の中にいる悪い菌だけでなく、良い腸内細菌などもやっつけてしまうことがあり、その結果腸内細菌のバランスが崩れ、下痢を起こしたりします。少し緩くなる程度であれば飲みきった方が良いのですが、水のような下痢や1日に4、5回以上トイレにいかないといけない状態が起こるようであれば処方医に相談してみてください。それ以外にも飲み始めて気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
今後は細菌も進化していき、今ある抗生物質がまったく効かなくなる、という未来が考えられています。そんな危険性を減らすために私たちにできる対策は、最後までしっかりと飲み切ることです。
抗生物質によってそれぞれ効き方も違いますし、菌の種類や症状によっては同じ薬でも有効な回数や日数なども違ってきますので、用法用量を守って飲むようにしましょう。
引用:フラワー薬局
というように、様子をみながら、なにかあればやはり受診するしかないですね。