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カンブリア宮殿松山油脂、売上20倍!手間をかけて自社ブランド展開

廃業寸前の松山油脂をいまの松山剛己社長の努力で自社ブランド展開をするまでの会社に成長させました。

カンブリア宮殿松山油脂、いいものを作って自社ブランド展開

いまやナチュラルローソン・ロフト・東急ハンズに自社ブランドで展開している松山油脂。

売上を4億から92億まで伸ばしました。

下請け時代は多くを決められない、価格・作り方も自分たちで決められなかったので、自分たちで作るという信念のもと、下請け脱却を目指し成功しました。

釜焚き製法で実直に石鹸を作る

いまでは珍しい釜焚き製法で作っています。じっくり100時間かけて天然の保湿成分グリセリンをだしています。

乾燥も冷風で数時間ではなく、3週間自然乾燥。効率が悪い作り方ですが、とても肌に優しい♪

顔を洗うときに使ってほしい。みんながつっぱらないといいます。

パッケージに説明書き

無名のブランドということもあり、こういう工程・仕上がりになっているという説明書きを書くのが一番いいと判断しました。

原料の柚子を自社で作る

徳島県佐那河内村で4億8千万円を投じて果樹園「山神果樹薬草園」を作りました。

すだち・ゆず・かぼすなど和柑橘を作っています。

本物の皮をむいて遠心分離機にかけて精油をとりだす。

1つの実の皮から少量しかとれない、1キロ6万円を使う。

自然に近い形の方がお客様が喜ぶから

自然に近い形の方がお客様が喜ぶから自然のものを使うという信念があるから、手間がかかってもいいものをという発想になるのですね。

つぎつぎに自社ブランド展開をしています。どれも高評価。

価格は素材・製法にこだわっていますが、広告を一切ださないので、価格はほかのところより安い。

家業に戻るまで

家業を戻るまでに、博報堂・三菱商事にいました。家業に戻る前の三菱商事ではいい成績が残せず、辞めて逃げ帰った気持ちになりました。

家業に戻ってからも、一番若い職人さんが50歳くらいで、自分の言うことに耳を貸してくれないという障壁がありました。

自社ブランドを立ち上げようとしていたので、いままでの委託先と競争になりケンカすることになるので、年配の人たちは賛成しませんでした。

社員の人の賛同を得る

社員の人たちと毎日お風呂・掃除をしていくうちに、「専務について行った方が良くなるかも」という考えに変わっていきました。

それはほかにも、「変わった飛び込み営業」が成功したこともありました。

1995年にいまのMマークの石鹸を持って、東急ハンズ・ロフト・ナチュラルハウスの店舗に休日、さりげなく子どもと一緒にTシャツ・短パンの格好で行っていました。

女性の販売員さんでこちらに好感を持ってくれている人を見定めて、手書きの商品の説明の紙と一緒に渡しに毎週通っていました。

バイヤーに届きますようにと願いながら渡していたら、4回目にロフトの現社長から声がかかりました!

販路を絞って評判を作る

商談に来てくれないかと誘いがあると対等に話しができるので、向こうから話しがくるように戦略を考えています。

果実の実をジュースにして売る

ボディーローションには皮だけを使うので、実の方は要らない。それを果実100%のジュースとして売りだしました♪評判は上々です。

 

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