のどの不調を放置しないでください。
ゲンキでないのど、病気ののどに気づいていない人が多い。
西山耳鼻咽喉科医院長医学博士西山先生が教えてくれます。
ゲンキの時間のどに元気の秘訣、誤嚥性肺炎
セルフチェック
- 食事中にむせたり、咳がでる
- 最近食事の時間が長くなった
- 以前よりも声が小さくなった
- 錠剤が飲みにくい
- 食後にたんがからむ
1つでも当てはまったら注意!
誤嚥性肺炎は死亡原因の6位、年間4万人が亡くなっています。
誤嚥性肺炎のメカニズム
誤嚥性肺炎の瞬間をX線動画で見せてくれました。
正常の人は飲みこんだ瞬間食道にものが入ります。
このときのどの筋肉が大切。のどの筋肉がのどぼとけをもちあげて、喉頭蓋を倒して食道に飲み物・食べ物が流れます。
のどの飲み込む力がおとろえると、のどの筋肉がのどぼとけをもちあがらず、喉頭蓋を倒せなく気道に飲み物・食べ物が流れます。
誤嚥性を繰り返すと肺炎になります。
誤嚥しにくい正しい飲み方・・下を向いて飲む
食事のときも下を向いて食べると気道に入りにくく誤嚥を防ぎます。
食べているときむせてしまったら、背中をたたいても・水を飲んでもいけません!
90度くらい前かがみになったら気管が水平になり、せきで詰まったものがでやすくなります。
むせではなく食べ物が詰まってしまったら、上半身を倒して背中をたたく。横向きに寝かせて背中をたたく。
声が小さくなったら注意
飲みこむ力がなくなると、唾液がのどに残る。正常な人は自然に飲み込んでいます。
嚥下おでこ体操
のどをきたえる体操。額に手のひらのかたい部分をあて、頭を倒しながら、額と手のひらで押し合いをする。5秒間キープ。
1セット10回、1日3回することでのどの筋肉が鍛えられます。
ゲンキの時間のどに元気の秘訣扁桃炎に注意
扁桃は免疫をきたえるための臓器。風邪をひいたときに扁桃が腫れたら注意です。放っておくと悪化します。
入院までした人がいます。
原因は疲労・ストレスで身体の抵抗力が低下すること扁桃が腫れる。
治療が遅れると、扁桃炎から扁桃周囲膿瘍になります。
扁桃炎は初期段階で抗生剤で重症化を防ぎ治りますが、扁桃周囲膿瘍になると、切って膿みを抜くか注射で膿みを抜いて、注射で抗菌薬を投与する。
習慣性扁桃炎
年に4回以上扁桃炎になる人はとった方が良い。司会の石丸さんがまさしく習慣性扁桃炎で年に6回扁桃炎になっていたので扁桃をとりました。