18年前に外食チェーンから独立した山本昇平さんがつくるハンバーグ。病気で一線から退いていたレアメタル中村繁夫さん。
2人の異端児を追います。
ガイアの夜明け異端児ハンバーグ山本
「挽肉と米」というお店。ネット・電話予約は受けていなく、お店に来た先着順です。「挽きたて、炊き立て、焼きたて」が売り。
山本昇平さんと友だちが一緒に経営しているお店。
90gのハンバーグが3個でます。炊き立てのご飯はお代わりできます。
18年前経営者になると決めて外食チェーン店を辞めて19店舗までだしました。
「山本のハンバーグ」でみんなが食べたいと思うハンバーグを出し続けています。
ガイアの夜明け異端児、レアメタル中村繁夫
18年前キルギスでレアメタルを買い付けて、2004年に日本初のレアメタル専門商社を設立しました。
10年前にガンを患い第一線からは引いていましたが、ウクライナ侵攻でみんなが手を引いていく中、中村さんは逆に興味をもち、国益になればとキルギスへと足を運びました。
最悪な状況のときに自分でやってみたいと思うようです。
キルギスに予定を決めずに入り、かつてのツテを頼って天然資源・環境・技術監督省のアイシャー長官に会いました。
アイシャー長官は筑波大学に2年間留学していました。
日本での自然環境を守りながらの鉱山開発を見ていて、キルギスでも自然環境を守りながらが大事だと考えています。
中村さんも環境負荷を最小限にとどめている日本がナンバーワンだと信じています。
国営会社を紹介してもらいました
キルギスの国営会社「キルギスジオロジー」をアイシャー長官から紹介してもらいました。
ムラトフ局長から、リチウム鉱床を確保するので、「日本から資金と設備をしてもらい共同開発をしましょう。」と言ってくれました。
キルギスはリチウム資源が豊富で未開発です。
3日間の滞在時間の中で中村さんは契約することが可能か聞いたら「問題がない」そう。
トントン拍子に話しが進むので中村さん、「いいことばかりは続かないもので、途中で中国が入ってくるはず」というと、ムラトフ局長は言いました。
中国は「キルギスと日本が一緒にすることを恐れています。いまこそ一緒にやりましょう。」と前向きです。
中村さんこういうことは「スピードが命です」と言いました。
キルギスムラトフ局長は「日本次第です」と答えました。
握手をして翌日クテサイ鉱山の現場に案内されました。
1995年に閉山。鉛だけとっていました。残さの中にエアメタルがたくさんありました。
目で確認できたので中村さん「やる気スイッチ」が入りました。
キルギス滞在5日目、現地法人を設立しました。
winwinな関係で仕事をしていきたいと中村さんは語りました。
最後は「人間関係が大事」だと言っています。
食事の宴でキルギスと日本での覚書に署名を交わしました。
カザフスタンでは中村さんの友人JICA細井さん
カザフスタンでは中村さんの友人JICA細井さんが、「資源の絆」で人材育成を行っています。
27か国から約150人が参加しています。
キルギスと日本の共同鉱山開発の覚書に署名している宴の場にかけつけました。
天然資源監督省カセイノフ副大臣とも握手を交わし、この先の成功を願いました。
チタン工場社長バグダッド・シャヤメトブ
中村さんは33年前1989年チタン工場を初めて訪問しました。
ソ連崩壊でバグダッド・シャヤメトブさんの工場は倒産寸前でした。
中村さんは社員でしたが3億円の融資をしました。
2013年67歳で亡くなりましたが世界一のチタン工場会社になりました。
さいごに
中村さんに「異端児」とは何か尋ねたら、自分の好きなことやりたいことを信念をもって貫き通す人という答えが返ってきました。