今回のガイアの夜明けは、アパレル業界の服の大量廃棄問題です。
ガイアの夜明けフォーエバー21超寿命生地アパレル
ユニクロでは、穴が開いた服に対して、リメイク刺繍をほどこしています。
ニットの穴直し・ダウンの破れ直しもあります。
刺繍柄もさまざま。ゴルフコンペの商品にと、新品のダウンにゴルフの刺繍をしている人がいました。
刺し子もしてくれます。
服飾を学んだ学生も刺し子は初めてでしたが、数か月後には習得していました♪
アメリカニューヨーク「フォーエバー21」
アメリカニューヨークに「フォーエバー21」があります。
2009年4月に日本原宿に出店しました。低価格のファストファッションで人気をはくしました。人気のデザインがあればつぎつぎにつくりました。銀座に店舗も増やしました。
しかし2019年に日本から撤退します。
フォーエバー21「アダストリア」と組んで再び日本へ
アダストリアは30以上のブランドを展開しています。売り上げはファーストリテイリング・しまむらについで3位です。
2022年9月日本再上陸の記者会見がありました。
2023年4月17日1号店オープン予定。
ブランド責任者野田さんは、クオリティを追い求め、使い捨てしない、適切な価格で適切な商品をつくって、商品価値が上がっているものをお客様に提供することを目指します。
商品の直し
野田さん2022年4月に入社してブランドを任されています。
袖の長さ、ボタンの数、ズボンの形など商品を直して日本人に合う形にもっていきます。
すべての服に目を通しました。
フランス・パリ「プルミエール・ヴジョン・パリ」
野田さん、フランス・パリ「プルミエール・ヴジョン・パリ」1246社、出展しているところへ行きました。
100%バナナの木の繊維でできている生地を見ました。土に埋めれば10週間で土にかえるものです。
服の廃棄の問題
ファッション業界に影響力をもつジルさんも「服の廃棄問題」にちからを入れています。
フランスでは、服の廃棄を規制することが始まっています。
オープン前の期間限定ショップ
オープン前の期間限定ショップを開きました。ネットでも先行販売して、売れ筋商品を探りました。
デニムにおいては製造工程ででる「水を削減」とういうサステイナビリティを達成。
試着姿をプロのカメラマンが撮影してくれるサービスがありました。
SNSでアップしてもらうのがねらいです。
オープン前に課題がでました。
ネット先行販売商品が思っていたものより売れていませんでした。
3月石川県金沢市、中能登の「丸井織物」でおどろきの生地に出会いました。
縦糸が「ケミカルリサイクルの糸」の生地です。超寿命生地「ノトクオリティ」
10年間長持ちする素材で、塩素系漂白にも強いです。
丸井織物さんは最初は、「大量消費」のイメージしかなかったようですが、フォーエバー21の山村さんが「長く着られる服をつくりたい」と説明して丸井織物さんの理解を得られて、生地を使わせてもらえるようになりました。
商品を売り切る仕掛け
商品を売り切るのに、「前年の天候といまの天候の気温差」を調べ、「過去の天気と気温からの商品の売れ行きデータ」と比較して予測します。
そして即商品数決め配送し、翌日に店頭に並べます。
店頭販売が終わった商品をもう一度売る「オフストア」
「黒染め」で違う価値観を生み出し提供することもしています。
最後に残った服は
最後に残った服は、回収して→粉砕→ペレット→糸→新しい服にしています♪
2020年焼却廃棄ゼロになりました!
超寿命生地「ノトクオリティ」でワンピース
新生フォーエバー21の責任者野田さんは、超寿命生地「ノトクオリティ」でつくったワンピースを見て「素材がいいですね」と喜んでいました。
「しわになりにくい」という特性もあり、本当に長宝する生地になりそうです。
摩耗テスト5万回に耐えます。大阪・門真市に新生フォーエバー21がオープンします♪