今回のカズレーザーと学ぶは、「組織犯罪」です。
カズレーザーと学ぶ、組織犯罪狙い系
狙う集団のトップは頭がよく、下調べを入念にして犯行は短時間で終わらせます。
実行役は、下調べ役とは違う人です。
お店で飲んでいる会話などを聞いていて、情報収集をしています。
家の情報収集は2人でくるガス点検
家の情報収集は2人でくるガス点検者が高いです。1人がでてきた家の人と話し、もう一人が家の中へ入り、点検を装い情報収集しています。
警官を装い、偽札が出回っているから、お金を見せて
警官を装い、「偽札が出回っているから、お金を見せてください」と言って家にくることもあるそうです。
警官が本物か確認するには、所属・どこの警察署か聞いてあとで電話して確認するくらいしかないそうなので、口実をつけて後日にしてもらう方がいいと思います。
インターホンに「録画機能」があると抑止力になります。
防犯カメラがあっても犯人逮捕に時間がかかる
防犯カメラがあっても犯人逮捕に時間がかかります。
犯罪歴がないと情報もありません。
車もレンタカーで偽名で借りています。
しかし、カメラは「抑止力」になります。
狙い系犯罪の「ビッグデータ」
犯罪集団は、有名大学卒業者・大企業社員・高額商品購入者などの名簿データをもっています。
このデータから「名寄せ」という作業をおこないます。
どの名簿にも載っている名前があれば、上げて照合してまとめて、ターゲットにしていくのです。
リフォーム名簿を手に入れたときは、電話をかけてみる。→対応の仕方でターゲットにしていく。など情報収集していきます。
リフォーム名簿など、本来おもてにでてこない名簿を犯罪集団は手に入れています。
個人情報を漏洩すると罰金になります。
個人情報データベース等提供罪(対象は個人情報取扱業者)
1年以下の懲役、または50万円以下の罰金
SNSで投資詐欺グループ
LINEなどで「投資グループ」に勝手に追加されていたら危ないです。
投資のプロが話しかけてきます。答えたらターゲットにされます。
ブロック→通報→退会してください。
ID・電話番号を把握されいる可能性が高いです。ブロック→通報→退会してください。
スマホのアプリ設定で、「友だち自動追加をOFF」「IDによる友だち追加を許可しない」にしておき、「本当の友だち追加のときはONにして追加」してください。
警察・電力会社のニセ電話
警官を名乗り、銀行職員を逮捕してあなたの口座を狙っていたので、名前の確認をしてもらいたいのですが、といい続けて家族にも知らないか確認してもらえませんか。という。
ここで電話口の家主が「折り返すから電話番号教えて」と答えたら、電話が切れました。
この「折り返す」ことが大事です。
「家族構成」を確認する電話だったようです。1人とわかれば「ターゲット」にされます。
カズレーザーは以前ひったくり犯を捕まえて警官から事情聴取をとられるのに、携帯からかかり、本当の警官かわからなかったそうで、不安に思ったら「警察署に電話すること」が一番いいと元警視庁の人が言っていました。
ターゲットにされないために公の場でお金の話しはしない
タンス預金はしない
近隣住民と良好な関係をつくる
知らない人とあいさつ・・下見をしている強盗犯は顔を覚えられるため、あいさつを嫌います。
もし家に入られたら、抵抗しない方がいいです。
いえの付近に変な人がいたら、110番ではなく、警察署に電話の方に「変な人がいます」と言うのがいいです。
家の回りの防犯
家の回りの防犯対策として、家を見やすく外からの見通しをよくする。
センサーライト・砂利を敷くなどした方がいいです。

カズレーザーと学ぶ、サイバー犯罪
スマホで知らない間にサイバー犯罪に巻き込まれていることがあります。
SIMスワップ事件(2023.1月)
被害者のSIMカードを不正再発行してネット口座から約600万円を引き出しました。
いままで使えていた携帯が、突然使えなくなったらSIMカードの不正発行を疑ってください。
免許証の偽造サイトで偽造して再発行しています。
SIMスワップ対策は、SNSに個人情報をあげない。
怪しいURLはクリックしない。
ネットバンクに本人認証システムを確認しておく。
SIMスワップにあった場合、アンテナの表示場所に「SIMなし」とでるので、携帯が使用できなくなっていたら、すぐに携帯会社に「SIMの再発行がされていないか」問い合わせしてください。
携帯会社も気をつけていますが、いたちごっこで追いつけません。
被害に合わないために、ID・パスワード管理が重要です。
金融機関の対策
金融機関によっては、独自のセキュリティソフトを無償提供しているところもあります。
取引内容の即時メール通知
スマホアプリでの指紋・顔認証
こんご増えることが予想される詐欺、2次元コード決済詐欺
フィッシングサイトに誘導してID・パスワードを抜き取り、不正ログインで2次元決済アプリをつくり、コンビニで2次元決済をする。という仕組みです。
アメリカ・中国のコインパーキングで「2次元コード不正決済」
アメリカ・中国のコインパーキングについている2次元コードを読んで決済しましたが、それは元の「正規の2次元コード」の上から「不正2次元コード」が被せて貼られていて、不正に決済されました。
無料wifiで情報を抜く「エビルツイン」
エビルツインとは、無料wifiを提供してそこを「通った情報」は抜き取られること。
海外のホテルで無料wifi(エビルツイン)は多く存在します。
wifi信頼度
wifiの信頼度で「wpa2」と表示されていると信頼度が高い。
wpa2・・wifiで通信内容を暗号化して、保護する規格。データは暗号化されているので、解読できないので安心。
設定→wifiでセキュリティ保護されていない・安全性の低いセキュリティとでたら、つなごうとしている「無料wifi」はエビルツインの可能性があります。
androidで設定→wifi→セキュリティに「何も表示しない」ものもデータが暗号化されていないので「無料wifi」には注意が必要です。
セキュリティのところに「wpa3」と表示されていれば安全です。
今後イベント会場に「エビルツイン」が仕掛けられることが想定されるので注意が必要です。