カズレーザーと学ぶ、「光免疫療法の最新情報」を米国立衛生研究所主任研究員小林先生が教えてくれます。
カズレーザーと学ぶ光免疫療法今年の夏治験完治
光免疫療法のできる施設が60→100に急激に増加しました。
技術を習得した医師も増えています。
がんがなくなる可能性がある光免疫療法、人体に無害な遠赤外線の光を体の表面や患部に針を刺し、体内から照射して、がん細胞のみを消滅させます。
がんは体の深部にあるので4~5分当てます。
アメリカの治験スケジュール
月曜・・来院
火曜・・術前の検査・問診
水曜・・薬剤を点滴
木曜・・光を照射
金曜・・午前検査
午後帰宅
というふうになっています。
がんのたんぱく質にくっつく薬
がんのたんぱく質にくっつく薬を投与して、光を当てるとがん細胞に1万個の穴が開き、水が入り込み、膨れ破裂します。
がん細胞だけを狙いうちます。副作用が少ないです。
光免疫療法の効果がわかるカメラが完成
光免疫療法の効果がわかるカメラが完成しました。
ルミナスクエスターエヌアイ
リアルタイムにがん細胞についた薬の反応がみられます。いままでは、検査の画像を見ながら予測して当てていました。
がんの再発リスクを減らす新技術がん完治
T細胞・・ヘルパーT細胞・キラーT細胞・制御性T細胞
がん細胞が増えると、がんになる。
小さながん細胞なら自分の免疫で壊せる。
がん細胞を光免疫療法で破壊するとき、制御性T細胞も一緒に破壊する。
光を当てたところだけの「部分的治療」なので、体にダメージがきません。
完治率60~70%
いまのところ「頭頸部がん」のみ治療できます。
ことしの夏から日本では治験が始まり、早ければ3~4年で薬になるそうです。
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