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カズレーザーと学ぶがん治療、CART細胞・アオムシ・BNCT・遺伝子パネル

がん治療最前線を学びます。がんも前より治る時代になってきているようです。

カズレーザーと学ぶがん治療

血液のがん「白血病」、白血球ががん化したもの。

小児がんの4割が白血病です。

治療は抗がん剤治療、がん細胞も減りますが、正常な白血球も減ります。

治療中に重い感染症にかかったりしてきつい治療になります。

骨髄移植・臍帯血移植

化学療法で治らない、タチの悪い白血病には移植療法をおこないます。

ドナーの血液に全部入れ替えるので、体への負担は大きいです。

がん細胞はもともと自分の細胞なので攻撃しない

がん細胞はもともと自分の細胞なので攻撃しません。

免疫T細胞を遺伝子操作を加えて、がんに対して攻撃すようにします。

免疫NT細胞もありますが、T細胞の10分の1しかありません。

CART細胞療法アメリカで開始

CAR(キメラ抗原受容体)人工的なたんぱく質が、がん細胞にでているたんぱく質を攻撃するように遺伝子操作します。

T細胞にCAR(キメラ抗原受容体)をくっつけて増殖します。→CART細胞

がん細胞と戦える数まで増殖させて、点滴で体内に戻します。

CART細胞はがん細胞を見つけたら攻撃します。

数か月・数年単位で体に残ります。がん細胞と戦っているときは、熱がでたり・痛みがでたりします。

CART細胞の薬価は3000万円

CART細胞の薬価は3000万円で、日本では保険適用で数十万円からできます。

カズレーザーと学ぶがん治療、アオムシからトランスポゾン酵素

アオムシから採れるトランスポゾン酵素は、信州大学医学部中沢教授がん細胞撃退効果をアメリカ留学で学びました。

偶然アオムシ研究をしていた人がいてこれならいける!と感じたそうです。

日本に帰ってようやくこの技術で亡くなる人が減らせると思っていましたが、誰も遺伝子操作には耳を傾けようとはしませんでした。

2012年にアメリカの遺伝子操作のいい結果が発表されて、ips細胞の山中教授のノーベル賞受賞で研究費がたくさんでるようになり、5年後のCART細胞実現にむけて、治験が始まっています。

カズレーザーと学ぶがん治療、BNCT

ホウ素中性子捕捉療法・・中性子がホウ素とふれあうことで、核反応を起こす

X線と違いがん細胞だけをねらい、体への負担が軽いです。

1回だけ、30分~1時間の照射です。痛くもかゆくもありません。

ホウ素をがん細胞だけに取り込ませる、そのときアミノ酸も必要で、正常な細胞の2倍いります。

がん細胞はたくさん分裂をします。細胞分裂をするときたんぱく質が必要で、その分アミノ酸も大量に必要になり、正常な細胞の2倍は必要になります。ホウ素をがん細胞だけに取り込ませる、アミノ酸もたくさん必要なわけです。

アミノ酸にホウ素をつけた「ボロファラン」をがん細胞にだけある、「LAT1」という穴に入ります。

中性子を放射するとがん細胞だけ反応して、がん細胞だけ破壊します。

核反応も細胞内だけで起きるので、ほかの細胞を傷つけません。

中性子は水に反応するので、体のアミノ酸の窒素にも多少中性子と反応はして正常細胞ダメージもあることはあります。

いまは血管肉腫のみ治験

乳がん・皮膚がん・肺がん・肝臓がんにも応用されていて、一部よい結果で報告もあります。

BNCT装置は大きい

BNCT装置は大きいです。直径24cmの下で照射がおこなわれます。

秒速あ2万キロで飛ぶ中性子を機械内で減速させて放射するようになっています。

保険適用3割負担で120万円から150万円です。

カズレーザーと学ぶがん治療、抗がん剤、遺伝子パネル検査

従来・・特定の抗がん剤が効くか、ねらった遺伝子を事前に調査します。

がん遺伝子パネル検査・・124個から324個の遺伝子を調べて効く可能性の高い抗がん剤を割り出します。

抗がん剤が効かない希少がん・・4人に1人います

データを集めてビッグデータの中から、効きやすい抗がん剤を日々見つけています。

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